2022-01-13 冬に眠る、その音 しんしんと夜の暗がりが降り積もる 魔法びんの底で脚を投げ出す私に その一等星は顔を覗かせ光を届ける 途方もない光年の先から凪いだ水平の向こう土埃の連弾 このカラクリのぜんまいを巻く 布を飲み込んでいくミシン 機嫌の悪い馬、今日の窓口乾いたいくつかの洞窟 すすり泣く窓の女 猫が懐いてきた 諦めの鍵がだんだん重く