夕焼け色の箱庭の
夕焼け色した羽毛の泉
夕焼け色の方舟の
寂しき色した君のほむら
レースの向こう月光がおりるなら
シーツに溶け波紋をつくるだろう
揺らす空気がころがるなら
あと追う僕はなぞるだろう
「神様はいつもみてる」と言う人の
顔はいつも逆光だった
僕をいつもみてたのは
瞼のない君だけだったよ
逆説的に君は僕の神様だろうかと思うことがあった
僕は病気で君は長生きはできなかった
僕がそうあることに少しまた傷つく
君の、僕たちのいのちに期限があると知っていても
いつしか君に僕を重ねる
僕の世界はいつも水槽だったし
君にしてたことは僕にしてたこと
僕をみてきたのは
僕をみつづけるのは
死ぬまで一緒だよ
目を逸らせない忘れられない
「 」
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