まだ暑さの残る夏の夜に見た君の顔なんてもう忘れてしまった
「夕暮の患者メランコリック」
四月に入院なんてこれぞ四月馬鹿ってな運命
頻繁な面会の君の清純さが気に食わない
学び舎がどうだって?
味わえやしない幻想ばっか、笑えない
聖夜に君が訪れたとき
蛍光灯の下の僕等
まるで祝福された僕等
あぁ、僕達は永遠だと思った
「真夜中の患者メランコリック」
僕を傷つける幾つかの言葉
私では無い誰かに許される言葉たち
泣こうが喚こうが
ひとつの無罪
夏の夜に見た君の顔 入院がなんだって? 聖夜に祝福され ───
まだ幼さの残る声でいくつも発した残酷な言葉がずっと、
いくつもの偽物天使と成り立って
いつまでもいつまでも鬱陶しく、僕の周りに浮遊する
僕の亡霊まみれだ
アァ!匂い立つ
患者の憂鬱よ
去年途中まで書いてたのを修正しました。
最近よく↓の詩を思い出します。
https://mumyouai.hateblo.jp/entry/2022/03/08/234255