正しいなんてあやふやを信仰する愚か

ひとりで生きるための懺悔。大人になる虚しさ。

おひるまをおよいで

道にくい込むタイヤの音が
遠くの方でわなないて
街に反響していきます。

穏やかな心で聞きながら、また
気まぐれに揺れる
白いレースのカーテンは
地に曇りと晴れをつくって、
私はそれを眺めています。

これがお昼間のワンセット
或いは、日曜日の映画や
或いは、老婆たちの談笑


少し張り詰めた糸と
霞のかかった電子回路
車の音、揺れるカーテンに支配され。

したいことがない
それなら
しなければならないことが
何のためなのか…

私の頭の中を遠くとぶ飛行機がぐんぐん…ぐんぐん…

昔の学友は元気だろうか
ふとそんなことが気になって
人を大切にできない私は
連絡を躊躇って…
いや、
変わっていたら怖いなと
そう思っています。

怖いことばかりに支配されて。
怖いことばかりが支配して、


気まぐれに揺れる
白いレースのカーテンは
地に曇りと晴れをつくって、

私は何者(だれ)なのだろうかと
きっと何者(だれ)でもないのだと
街に木霊する生命が、視界を奪う穏やかな白が
気づくとこどもの声を纏って
いっそう柔く、 いっそう甘く、





お久しぶりです。自己表現のもうひとつの方と仲直りしていました。だけどもう、仲直りできないのかもしれないなと思います。
こういうものが詩だとかよくわかっていないので、詩ではない何かを書いているかもしれないと、いつも思います。恥ずかしいことをしているのかもしれない…。寛容に読んでもらえたら嬉しいです。