正しいなんてあやふやを信仰する愚か

ひとりで生きるための懺悔。大人になる虚しさ。

僕の叫びたかったこと Ⅱ

僕の死ぬときに、泣いてくれる人が居てほしいと思う

だれかが少しばかり僕を惜しんで

肯定された僕は、顔も知らないだれかに許される

それを 僕はきっと知らないけれど

それで 僕はきっと救われるから

 

死の予感を得て眠る夜がある

人に話すと笑われたけれど そんなとき僕は

「もういいや」って 全て諦めて眼を閉じる

眠ることは、死ぬことに少し似ている

 

しにたいと思ってる 何故か涙があふれてる

蚯蚓腫れの思考回路の先に 僕は「生きたい」と言った

全部諦めたかったのに 僕は僕の生で

幸せになることに 少しばかり 思っていたより

執着していた

 

やめたいと思うのに いつか当たると待っている

やめようと思うのに 今日も飴だけ貰っている

ギャンブルみたいに 習い事みたいに

未練と期待と惰性 そんな生

 

銀杏をもらった

たくさん食べるとしねるんだって

チャレンジしようとして

最期がこんな味なのはいやだなと思って、やめた

生きていればいいことある

そんなの、いつあるんだ。

 

半ば意地みたいに生きなきゃならないんだろう

固く結ばれた紐を 少しずつ少しずつ解いて

だれも泣いてくれないまま

生の手綱を放すまで あと何秒なんだろう