正しいなんてあやふやを信仰する愚か

ひとりで生きるための懺悔。大人になる虚しさ。

燃やした、
空を燃やした 灰が街一面に敷き詰められ
苔むした池の端を覗く 双眸は仄暗く立込め
とぐろを巻いた それに身を震わす

雷霆はいつも急だった
押寄せる雨雲はピクニックを台無しにする
立直れない鳥を世界は許さない
その音は三度みたび、私に問う

開け放した夜 魂の声をきく
時も輝きも本質も 何も誰も許さない
問いの答えは、もうずっと知っていた
敷き詰められたその下でずっと
ずっと息を潜めていた