正しいなんてあやふやを信仰する愚か

ひとりで生きるための懺悔。大人になる虚しさ。

20221031

下手だった心臓の音知れば知るほど

息苦しく窮屈な霧の山

手も足も鉛に取られ

喉を枯らす脳も無い

 

いつしか標本の少年

オイル漬けのオレンジ

きらきら光る無重力に舞う

時が来ればまた、ぼくも一緒に

 

 

鉛をつけたまま泳がねばならない

歩かねばならない、行方不明の

外し方や鍵を探してる私だけ

 

許さねばならない、受け入れ

諦めそうしなきゃ生きていけない

私を殺し私を殺し

進むことはきっと

私を大人にしてしまう

 

 

それじゃだめなんだ