2022-10-31 20221031 下手だった心臓の音知れば知るほど 息苦しく窮屈な霧の山 手も足も鉛に取られ 喉を枯らす脳も無い いつしか標本の少年 オイル漬けのオレンジ きらきら光る無重力に舞う 時が来ればまた、ぼくも一緒に 鉛をつけたまま泳がねばならない 歩かねばならない、行方不明の 外し方や鍵を探してる私だけ 許さねばならない、受け入れ 諦めそうしなきゃ生きていけない 私を殺し私を殺し 進むことはきっと 私を大人にしてしまう それじゃだめなんだ