そこの情けない顔が
なにか言いたい顔をして
「あんまり情けない」
背けようとした私に
そいつは睨んでいる、
怒っている、
すると途端に恐ろしくなって
ひとつと ひとつの 深淵は
途端に知らない人になる
感情のない黒 他人は
愚かな私を責め立てて
星ひとつない闇 本質が問う
内なる自己が 私に問う
それがいつか笑うのではと
冷汗と 目を逸らす
私ではない私が 私を見ている。
そこの情けない顔が
なにか言いたい顔をして
「あんまり情けない」
背けようとした私に
そいつは睨んでいる、
怒っている、
すると途端に恐ろしくなって
ひとつと ひとつの 深淵は
途端に知らない人になる
感情のない黒 他人は
愚かな私を責め立てて
星ひとつない闇 本質が問う
内なる自己が 私に問う
それがいつか笑うのではと
冷汗と 目を逸らす
私ではない私が 私を見ている。